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Vol.11

JNA創立30周年記念事業

vol.11 ネイルは大事な自己表現、だからこそマナーも大事 Part1

LiLiCo(りりこ)
LiLiCo(りりこ)

(映画コメンテーター)

スウェーデンのストックホルム生まれ。18歳で来日し1989年から芸能活動をスタート。TBS「王様のブランチ」に出演のほか、テレビ、ラジオ、女優、声優としてマルチに活躍中。ネイルクイーン2011協会功労賞を受賞。ネイルクイーン2015選考委員の1人でもある。

幅広い活躍の中で、ネイルクイーン2011協会功労賞を受賞なさっているLiLiCoさんに、ネイルへの思いやこだわりをお伺いしました。

渡辺:LiLiCoさんはいつごろからネイルに興味を持ち始めたのですか?

LiLiCo:子供のころからなのです。7歳のときに、セロテープで自作のつけヅメを作っていたのを覚えています。ツメが小さいのが嫌で、どうやってこのコンプレックスに打ち勝とうかという思いから、頑張ってセロテープを切って重ねて貼ってつけていた子供時代があるわけです。スウェーデンでは、共働きの家庭は子供を知り合いに預けることがあり、私も知人のおばさまに預けられていたのですが、そこの娘さんが10歳ほど年上で、とてもおしゃれな人だったのです。彼女自身、メイクもネイルもきれいにしていたのですが、あるとき、私にもピンクの光沢入りのネイルをつけてくれたのですよ。母には叱られたのですが、叱られた悲しさよりもネイルを塗ってもらったツメの美しさのほうが心に残りました。その後、80年代には雑誌で見るマドンナやシンディ・ローパーたちのファッションをみて大いに刺激を受けていました。

渡辺:ブランチに出演が決まった頃には、ネイルブームが始まっていた感じでしょうか。

LiLiCo:はい。スカルプチュアもジェルもありましたね。ちょうど住んでいたマンションの1階にネイルサロンがあって「ああネイルサロンってこうして普通に寄っていい場所なのね」という感覚で気軽に通い始めました。指が長く見えるので、がっつりとスクエアな形にして、角だけちょっととってもらって、エアブラシでホワイトにしていました。エアブラシの白はいまだに好きなのです。

渡辺:それは白でグラデーションにするということですか?

LiLiCo:そうです。日焼けしているので、肌色に似合う色をつけるようにしています。ピンクも好きですね。またはあえて黒のフレンチにしたり。不思議なもので、すこぶる調子がよくて精神的にも安定している時に黒を選んでいるのですよ。逆に元気がないときは、ネイルをネオンカラーで1本ずつ違う色にしてネイルから力をもらっています。

LiLiCo(りりこ)  LiLiCo(りりこ)

渡辺:ネイルが調子のバロメーターというのはおもしろいですね。それほどLiLiCoさんにとってネイルは大切で、自身を表すものなのですね。

LiLiCo(りりこ)

LiLiCo:そうですね、ファッションもネイルに合わせて決めていますから。スウェーデンは日本ほどネイルサロンが盛んではないのです。まだツメをきれいにという意識も低いレベルで。だから、ジェルで、スウェーデンの国旗をモチーフにしたアートを入れて帰ったりすると大評判になってしまうのです。店でお買い物していてもいろいろな人から「見せて、見せて」と言われるのですよ。

楽しいお話は次回に続きます。

インタビュー

渡辺佳子
渡辺佳子

(わたなべ けいこ・美容ジャーナリスト)

80年代半ばより約30年に渡り、美容記事の企画構成や執筆に携わる。化粧品情報に限らず、 美や健康にまつわるさまざまなテーマで幅広く取材を続け、女性誌やweb媒体で情報を発信している。

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