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Vol.1

JNA創立30周年記念事業

vol.01 指先から伝わるサービスのこころ Part1

野口弘子(のぐち ひろこ)

野口弘子(のぐち ひろこ)

(ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ 総支配人)

北米を除く世界のハイアットホテル初の女性総支配人として、また、日本女性として初の高級外資系ホテル総支配人として、2006年、現職に就任。 業界のパイオニアとして注目を集め、以来、女性ならではの細やかな配慮とユニークなアイディアを提案し続けている。

野口弘子(のぐち ひろこ)  野口弘子(のぐち ひろこ)

手元は、ホスピタリティの現場といえるホテルでどのような意味を持つのでしょうか。日本女性初の高級外資系ホテル総支配人として活躍中の野口弘子さんにお話を伺ってみました。

渡辺:2020年の東京五輪開催が決まり、東京近郊のホテルは海外ゲストを迎える需要がますます上がって注目が集まりそうですね。 ホスピタリティの現場ともいえるホテルの最前線で、手元が果たす役割をどう捉えていらっしゃいますか?

野口:ホテルでお客様を迎えるさまざまな場面、たとえばチェックインの手続きをしたり、ドリンクをお出ししたり、 館内をご案内したりする際に、手元はとても目立つ大事なポイントだと思います。お客様の大切な荷物をお預かりするという任務もありますし、 絶対に荷物に傷をつけてはならないという意味でも、爪を清潔に短く整えておくことは、ホテルに携わる者の基本だと思います。

野口弘子(のぐち ひろこ)

渡辺:ご自身の手元のケアはどのようになさっていますか?

野口:月に一度、甘皮の処理と爪磨きをプロの手に任せています。社内ルールで、ネイルカラーは透明系の淡い色までと決められているので、 色はほとんどつけませんが、きれいに甘皮が整い、磨かれてツヤツヤになった爪を見るだけで、すっきりした気持ちになれます。

渡辺:特に、総支配人という立場だからこそ手元を意識するという場面があるのでしょうか。

野口:海外からのゲストを迎える時ですね。まずお会いしたところで握手をする機会が多いので。

渡辺:ああ、それは確かに、総支配人ならでは。

野口:握手した時に手がガサガサだと、ハートまでギスギスしているようで心象がよくないですよね。 しなやかな手の質感は欠かせないと思って、手指の保湿には気を遣っています。ハンドクリームを化粧室やデスクの上に置いて、もちろんポーチにも入れて、1日に何度もまめに塗り直しています。

野口弘子(のぐち ひろこ)

渡辺:それぞれの場所にハンドクリームが常備されているということですか?

野口:はい。最近では香りのいいハンドクリームを探していろいろ試すのが趣味にもなりました。 お客様から「いい香りがしますね」と誉めていただけることもあって。

渡辺:気づいていただけると励みになりますよね。スタッフにも手元の大切さについて教育なさっていますか?

野口:はい。お客様をひきたてるのが私達の立場ですから、爪に関しても、色や長さでプラスするのではない手先の美しい演出法を、 今まさに、新入社員にも指導しているところです。

次回はパート2をお届けします。ご期待ください。

インタビュー

渡辺佳子

渡辺佳子

(わたなべ けいこ・美容ジャーナリスト)

80年代半ばより約30年に渡り、美容記事の企画構成や執筆に携わる。化粧品情報に限らず、 美や健康にまつわるさまざまなテーマで幅広く取材を続け、女性誌やweb媒体で情報を発信している。