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JNA SUPER LIVE

JNAスーパーライブ 第77弾 2019年9月4日(水)13:30〜16:30

長谷川園子

「アクリルお悩み相談室」
~JNEC検定1級からフレスカコンテストスタイルまで~


前半はトレーニングハンドを使用して、アクリルで起こりやすい失敗例とその原因、改善点についてお伝えします。また、ご参加の皆さんからお悩みをお聞きして、その場でお答えいたします! 後半はモデルさんで注意ポイントをお伝えしながら、デモンストレーションを行います。
《デモンストレーション内容》
・ナチュラルスカルプチュア
・フレンチスカルプチュア(認定講師試験スタイル)
・フレンチスカルプチュア(コンテストスタイル)

《参加者へ伝えたいこと》
デモンストレーションを見るのも勉強になりますが、自分の何がいけないのかがわからないと、なかなか改善するのが難しく、同じことを繰り返してしまいがちです。 失敗例をたくさん見ることで、普段のご自分のやり方と重ね合わせて、改善ポイントを見つけましょう。

出 演:長谷川園子さん(JNA本部認定講師・マスターエデュケーター)
ナビゲーター:仲宗根幸子さん

開催レポート

 第77弾のスーパーライブは、長年コンペティションに出場し、世界選手権でチャンピオンにも輝いた経験がある、長谷川さんの登場。コンペティション入賞をめざす熱心なネイリストが多く集まりました。

 今回はアクリススカルプチュアをメインに、ネイリスト技能検定試験1級、JNA認定講師試験、コンペ対策をそれぞれ披露していただきました。前半は、トレーニングハンドを使って、フォームの装着などを詳しく解説。後半は、ハンドモデルにて、実際にある爪の癖などに対応した施術のデモンストレーションでした。

 前半はまず、フォームの装着の解説から。長谷川さんは、フォームの高さをカットで調節しています。下がり気味の爪には、フォームを上げ気味に装着するため、幅を狭く、深めにカット。逆に上がり気味の爪や反り爪の場合、フォームを下げ気味に装着するため、幅を広く、浅めにカットしていました。また、爪にフォームを引っかけるため、実際の幅よりも若干狭めて、角を残してカット。装着時にありがちなのは、爪の下側からフォームを当てて装着すること。こうすると、フォームと爪にすき間ができてしまうことがあるので、長谷川さんはフォームを爪より若干高めに持ち、爪の下にスライドさせて、すき間ができないようにしていました。また、曲がった爪の中心に合わせてフォームを装着すると、出来上がりが曲がってしまったり、Cカーブが揃わなくなるので、爪の中心ではなく、指の中心にフォームを合わせるようにしていました。こうすることにより、爪の向きがばらばらでも、全体をバランス良く揃えることができます。長谷川さんは、全体のバランスについて、たびたび言及していました。また、理解しやすいように、写真や図解も多用し、多くの参加者が感銘を受けたようです。

 後半では、実際のハンドモデルにそれぞれのスカルプチュアを施術。プリパレーションのサンディングでは、フレンチを付ける爪のイエローライン付近に、スポンジファイルを使用していました。爪表面の傷が深いとホワイトのミクスチュアが入り込んだときに目立ってしまうからです。また、スマイルラインの中心を作りやすいように、フレンチを付ける爪は、先端の中心を若干とがらせていました。ミクスチュアを操作するとき、イエローライン付近とエッジではブラシの角度を変えたり、ワンボール目と、ツーボール、スリーボール目のミクスチュアの硬さを変えるなど、細かく解説していました。コンペで入賞するにはこういった細かい配慮も必要なようです。

 長谷川さんは、長年コンペに出場してきましたが、出場できない時期もあり、悔しい思いをしたそうです。最後に「コンペに出ない理由はいくらでも作れますが、それよりも出場して得られるものの方が多いと思います。今後もコンペに出場していくつもりなので、みなさんもがんばってください」とエールを送っていました。

 次回、第78弾スーパーライブは、ネイルケアの第一人者、伊藤朋子さんが再び登場! 「ネイルサロンの『ケア』でお客様の爪を健康に!」というテーマで開催されます。とても内容の濃いセミナーになりそうですね。多数のご参加をお待ちしております。

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