コンプライアンス/法令遵守
第七回 ネイルサロンで実践する「リスクアセスメント」Ⅱ
リスクアセスメントツールCREATE- SIMPLEを使ってみよう

ネイルサロンで使用する化学物質にはどのようなリスクがどのくらいあるのかを測るにはどのようにすればよいのでしょうか?
リスクを数値化するための方法はあるのでしょうか?
- Aリスクアセスメントを実践する上で、リスクを数値化し、サロン全体で共有することは重要なステップです。 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」では化学物質のリスクアセスメント実施支援ツールを提供しています。 今回は、その中でも、サービス業など幅広い職場にむけた簡単な化学物質リスクアセスメントツール「CREATESIMPLE(クリエイトシンプル 正式名称:Chemical Risk Easy Assessment Tool, Edited for Service Industry and MultiPLE workplaces)をご紹介したいと思います。このツールを活用し、実際のリスクを数値化し、安全なネイルサービスの環境構築にお役立てください。
CREATE- SIMPLEを使ってみましょう!!

ネイル材料の中には、「アセトン」以外にも改正労働安全衛生法で「リスクアセスメント」義務の対象の663化学物質に指定された成分を含んでいるものもあります。
【エタノールを含むもの】
消毒用エタノール、消毒用エタノール(イソプロパノール混合)など
【アセトン類を含むもの】
ポリッシュリムーバー、アクリルリムーバー、ジェルリムーバーなど
【酢酸エチル・酢酸ブチルを含むもの】
ノンアセトンポリッシュリムーバー、ネイルソルベント、プレプライマー