ネイル材料の中には改正労働安全衛生法で「リスクアセスメント」義務の対象の663化学物質に指定された成分を含んでいるものもあります。
【エタノールを含むもの】 消毒用エタノール、消毒用エタノール(イソプロパノール混合)など
【アセトン類を含むもの】 ポリッシュリムーバー、アクリルリムーバー、ジェルリムーバーなど
【酢酸エチル・酢酸ブチルを含むもの】ノンアセトンポリッシュリムーバー、ネイルソルベント、プレプライマー
※ 2018年1月末時点で663物質指定。今後、物質が追加・削除される可能性もあります。
対象物質リストは厚生労働省職場のあんぜんサイトでかんたんに検索できます。
ネイリストが扱うネイル化粧品・ネイル材料の中には、沸点が低く、揮発性・引火性の高い成分を含んでいるもがあります。
【沸点例】
エタノール・・・ 78℃
アセトン・・・・・ 56℃
酢酸エチル・・・ 77℃
※揮発したアセトンなどの蒸気は空気の2倍の重さがあり、床面に沈みやすい特性をもっています。
全体換気、エアコン、空気清浄機に加え、サーキュレーターなどを併用した効率的な換気を行いましょう。
※作業への「慣れ」は安全意識と向上における「落とし穴」となる場合があります。 短時間であっても繰り返し、教育することが大切です。