コンプライアンス/法令遵守
第五回 リスクアセスメントとは
労働安全衛生法が改正され、663の化学物質について「リスクアセスメント」が義務付けられました。ネイリストのより良い労働環境の構築のために、「リスクアセスメント」の取り組みを理解していただきたいと思います。

“リスクアセスメント”とはどのような意味ですか?
- A化学物質やその製剤のもつ危険性や有害性を正しく理解し、それを扱う労働者の危険または健康障害が起こりうる程度を見積り、リスクの低減対策を検討する取り組みです。

どのような事業者が“リスクアセスメント”の対象となっているのでしょうか?
- A業種、事業規模にかかわらず663の化学物質の製造、取り扱いを行うすべての事業者が対象になります。もちろん、各ネイルサロン、ネイルスクールでも“リスクアセスメント”への取り組みが必要になります。

ネイルサロンで使用する“アセトン”“酢酸エチル”などは薬機法で定められている化粧品の配分成分ですが、リスクアセスメントの対象となるのでしょうか?
- A営利目的で使用する場合はすべてリスクアセスメントの対象となります。
※一般の方が同じ製品を家で使用される場合にはリスクアセスメントの対象にはなりません。
