寒冷時期の感染症対策について
新型コロナウイルス感染症対策
寒冷時期は、湿度管理と換気の強化が重要なポイント
寒冷時期の感染症対策では、温度や湿度を管理しながら換気を行う必要があります。そのポイントをご紹介します。
乾燥状態では、机に落下する飛沫の量が減る一方、エアロゾル化して空中に浮遊する飛沫量が増加する。特に湿度30%以下では飛沫量が顕著となる。冬場は加湿器等による湿度コントロールと換気を強化する必要がある。
第3回AIアドバイザリーボード(2020年10月26日)より
①窓の開放による方法
換気機能を持つ冷暖房設備※や機械換気設備が設置されていない、または、換気量が十分でない商業施設等は、以下に留意して、窓を開けて換気してください。
※ 冷暖房設備本体に屋内空気の取り入れ口がある(換気用ダクトにつながっていない)場合、室内の空気を循環させるだけで、外気の取り入れ機能はないことに注意してください。
- 居室の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持できる範囲内で、暖房器具を使用※しながら、一方向の窓を常時開けて、連続的に換気を行うこと。
※加湿器を併用することも有効です。 - 居室の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合は、窓からの換気と併せて、可搬式の空気清浄機を併用すること。
※室内を十分に温めてから(壁や床など)、窓を開けるようにしましょう。
窓開け換気による室温変化を抑えるポイント

- 一方向の窓を少しだけ開けて常時換気をする方が、室温変化を抑え られます。窓を開ける幅は、居室の温度と相対湿度をこまめに測定しながら調節してください。
- 人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れること(二段階換気)も、室温変化を抑えるのに有効です。
- 開けている窓の近くに暖房器具を設置すると、室温の低下を防ぐことができますが、燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に注意してください。
② 機械換気(空気調和設備、機械換気設備)による方法
必要換気量を満たすことのできる機械換気設備等が設置された商業施設等は、以下のとおり換気を行ってください。
- 機械換気設備等の外気取り入れ量等を調整することで、必要換気量(一人あたり毎時30㎥)を確保すること。
- 冷暖房設備により、居室の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持すること。
エアコンの風向き設定について
- エアコンで暖房を行う時は、風向きが下を向くよう設定しましょう。
※暖かい空気は天井の方にたまります。床や壁を温めましょう。
寒冷時期は室温18℃以上、室内の湿度40〜60%を維持することが大切です。
新型コロナウイルス感染防止「ガイドライン実施宣言ステッカー」を活用しましょう
感染症対策ガイドラインを遵守徹底している、安心して利用できるネイルサロン、ネイルスクールを示すステッカーの発行が始まっています。ぜひ活用してください。
最新「ネイルサロンの感染症対策」情報セミナー
2020年11月30日(月)に「東京ネイルエキスポ ONLINE 2020」で行われた『最新ネイルサロンの感染症対策情報』セミナーの内容がネイルTVで視聴できます。